風に揺れる秋桜
色づきはじめた木々の葉っぱ
金木犀の甘い香り
秋は日ごと濃くなっていきます
ふと、思い出していました
26年前の今頃のこと
嫁いで初めて迎える秋
両親と同居の窮屈さや、先々代からの従業員との関わりや
まだ何も役に立たない自分への不甲斐なさで
時々、悲しくなることがあったと・・・
そんな時に
長男を授かりました
妊娠していることがわかったとき
本当に嬉しかった
どこかアウェイ感を味わっていた私が
小さな命を守ることで
やっと、ここの一員になれた気がしたから。
それから十月十日(とつきとおか)が過ぎ
暑い夏のある日、長男は生まれました
それから色々な出来事があって
本当にたくさんのことがあって
長男の成長と共に
私達も親として育ちました
今、その長男と一緒に仕事をしています。
人からは、
いいですね。息子さんと一緒に仕事ができて・・・
などと言われることもあるけれど
良いことばかりでもありません。
腹の立つ日も多く
時には激論になり
全エネルギーを使い果たしてヘトヘトになる日もある
師匠である父親に逆らうことができない
腹いせからなのか
母親である私を単に軽く見ているせいなのか
とにかく、憎たらしいのです。
だけど・・・・
よく考えてみれば、若い頃の私も
自分の能力の無さを棚にあげて、
よく文句を言ったし
訳もなく、不機嫌になったりしてたな・・・と。
そして今頃になってやっと気が付くのです。
親のありがたみ。
同居の窮屈さも、家族で働くことの煩わしさも
嫁である自分が、一番我慢をしているのだと
ずっとそう思ってきたけれど
実は、父や母がどれだけ辛抱をし
耐えていてくれていたのかということ
息子もいつかは、気が付くでしょうか
自分の子供を持って
こんな風に思う日が来るのでしょうか
などと考えながら
一人酒を飲む、秋の夜長。
8月8日・・・9月9日・・・10月10日
どうもすみません
以上
ぞろ目が更新日の一ヶ月日記でした
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